補助金バラマキをなくす方策

公平性を一つのよりどころにして、日本は国の財政を通して、都市部で取った税金を使って農村部へ補助金をばらまいている。
この原因について、多くのジャーナリストや一部の政治学者は、「国会議員が地元の利益誘導に熱心なのは小選挙区制のせいだ」、「小選挙区制だから、国会議員は国家戦略を考えるのに不熱心だ」と主張し、これに賛同する人が結構多い。
しかし、著者はそうではないと考える。

同じ小選挙区制であるアメリカ・イギリスについて

この主張に対する反例は、アメリカとイギリスである。
アメリカの連邦下院議員、イギリスの下院議員は、全員漏れなく小選挙区選出の議員である。
彼らは「国家戦略」を考えるのに不熱心だろうか。
そんなことは決してない。
むしろ、アメリカやイギリスの国会議員と比較して、「日本の国会議員は国家戦略を考えるのに不熱心だ」と言っている程である。
なぜ、アメリカの連邦下院議員、イギリスの下院議員は国家戦略を熱心に考えられるのだろうか。
その理由について、日本との比較で言えば、彼らに補助金を分配する権限がほとんど与えられていないからである。
アメリカやイギリスの国家財政は、地域間・産業間所得再分配を日本のように大規模にはしていない。
だから、国が地方に補助金を大盤振る舞いすることができない。
端的に言えば、下院議員になっても、補助金のバラマキという形で地元に利益誘導する仕事はほとんど用意されていないのである。
国家戦略を考えるのが彼らの専らの仕事である。
それしか仕事がなければ、当然ながら、小選挙区選出といえども国家戦略を一生懸命考えるしかない。
小選挙区は(政治に金がかかるという問題は別にあるが)国家戦略を考えるのに熱心か否かとは無関係だと考えられる。
要するに、日本の国会議員に国家戦略を考える以外にもっと有権者受けする補助金分配という仕事があるから、国会議員はそっちの方に熱心になってしまう(今の制度ではそうなっても仕方がない状態になっている)といえる。
それと、もう一つ忘れてはならないのが、国政選挙における定数格差是正である。
第3章で詳しく述べたので、ここでは簡単にとどめるが、選挙区ごとの有権者数に対する議員定数を、限りなく1対1に近づけるように選挙区割りを絶えず機械的に更新する必要がある。
選挙区割りに恣意性が入ってはならない。
人口の調査結果が発表になれば、直ちに区割りを自動的に修正する。
そこで、あの町はうちの選挙区に入れて、その村は別の選挙区に入れてくれ、などと政治家の介入を許してはならない。
そもそも、国民の大多数は都市部に住んでいる。
都市部の住民の意見が国政で反映できない大きな理由が、定数格差があることである。
これを直ちに是正すれば、地方部への公共事業や補助金のバラマキを嫌う都市部の住民の意見を代表した国会議員の手によって、バラマキをやめることができる。
なにせ、定数格差を厳密にすれば、都市部選出の国会議員によって多数決で国会の議決を制することができる。
これが、民主主義である。

smallがおすすめするFXSuitについて

私がおすすめするFX会社は「3すくみスワップ投資法」と呼ばれるトレードテクニックがノーリスクで稼げると話題のFXSuitです。
FXSuitは取引条件も良く、「3すくみスワップ投資法」を実践すれば、確かに日々利益を出すことができます。

おすすめの記事